マイクロフィルムとは?/ キャシング比較
[ 875] マイクロフィルム
[引用サイト] http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/film/microfilm.html
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マイクロフィルムは、紙文書等の情報を縮小撮影したフィルムです。一般的な写真撮影用のフィルムに較べ、高い解像力(0.2〜0.5μm)を持っており、小さな面積に多くの情報を記録することが可能であるため、省スペース性に優れています。また、ISOやJISなどで標準化されており、適切な保存を行えば100〜500年持つとされており、保存性にも優れています マイクロフィルムは、その形態からロールとシートに分けられます。さらに、ロールにはリール式のものとカートリッジ式のものがあり、シートにはマイクロフィッシュ、マイクロフィルム・ジャケットおよびアパーチュア・カードがあります。 また、カラー・マイクロフィルムというものもあり、銀塩フィルムと比較すると画質は多少硬調ではありますが、高精細かつ比較的安価であるため、主に貴重書などの撮影に用いられます。 アパーチュア・カード(Aperture Card)は、35mmのロールフィルムのコマを1コマから数コマ切り取り、窓状に切り抜いてあるカードに貼り付けたものです。カードに情報を書き込んで整理することができ、新聞や図面などのファイリング用に用いられることが多い形態です。 調子は、英語ではコントラスト(Contrast)ですので、画像の明暗や色彩の差を意味します。マイクロフィルムには、一般に軟調、中間調、硬調のものがあり、さらに現像方法も軟調と硬調があります。撮影資料の特性や目的によってフィルムや現像方法を使い分ける必要があります。図書館で一般的に用いられているのは、硬調なフィルムを使用して硬調な現像を行う方法です。この方法は、文字や線が鮮明になるため、文書資料等の撮影に向いています。軟調なフィルムや現像で作成した場合は、濃淡の再現をより忠実に再現できますので、絵や写真等の広い階調表現が必要な資料の撮影に向いています。 一般的に、軟調・硬調の違いをより決定づけるのは、フィルムの特性よりも現像方法によると言われています。 実際のところ、硬調で作成したフィルムにも、かなりの階調が記録されています。マイクロフィルム・リーダ・プリンタの印刷はモノクロ2階調で出力されるため、十分な階調は得られませんが、グレースケールでスキャニングを行った場合はかなりの階調表現が可能です。ただし、より自然で繊細な階調表現を必要とする場合は軟調で作成する方が良いでしょう。 電子化も、スキャニング時のフィルムの破損・汚損を防ぐために通常は複製から行います。マイクロフィルムは非常に解像力が高いため、複製からスキャンしても画質にはあまり影響ないと言われています。 マスター・ネガティブは保存用、DDネガティブ・フィルムを複製作成用のマスターフィルムと位置付け、利用提供にはさらにその複製を用いるケースもあります。 フィルムの素材や処理方法がJIS等の規格で定めれている現在では、保存環境がフィルムの状態に最も大きな影響を与えます。マイクロフィルムの長期保存には、低温、低湿、ホコリの少ない環境が適しており、乾燥剤を入れた保存箱や保存庫など施設が必要となります。国際規格「ISO 18911:2000」では、長期保存のための条件は下記のようになっています。適切な環境のもとで保存されたフィルムは、TACベースで100年、PETベースで500年の寿命が期待できるとされています。 マイクロ写真およびデジタル化に関連する資格には、経済産業省の認可団体である社団法人日本画像情報マネジメント協会が認定する文書情報管理士があります。この資格は、文書資料をカメラで撮影・保存するための資格であったマイクロ写真士に文書情報をマネジメントする知識・技術を加えて改めたものです。上級、1級、2級にランク分けされており、マイクロフィルムの撮影・電子化作業を発注する場合には、専門的な知識や技術力が要求される1級以上の有資格者に担当させるのが望ましいでしょう。 ※廃止になった規格は、使用されなくなった等の理由によるもので、規格を利用してはいけないということではありません。 |
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