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だらしとは?/ キャシング比較

[ 447] Webマガジン幻冬舎
[引用サイト]  http://webmagazine.gentosha.co.jp/lazy-diary/lazy-diary.html

適当に作ってみよう料理シリーズ<きんぴらごぼう>なんで竹輪が? とか思わずお試しを。意外な歯ごたえが癖になります。
ダラが寒そうだったので、マフラー代わりに手ぬぐいを巻いてみました。……どう見ても、可愛さの欠片もありません。でも、嫌がってはいなかった。嫌がれよ!
ふらふらと昼ごはんを食べに行き、どういうワケだか突然「そうだ! 免許の次は車だ! 車を買わねば!」と思いたち、そのまま目の前の中古車屋に吸い込まれ、見て回っている俄然「今買わなければいつ買うんだ!」という気になり、タクシーで某メーカーの中古ショップに走り、約20分ほどで「これ下さい」と購入手続きをしてしまった。
案の定、帰ってきて母親に電話で報告すると「中古車を値切りもしないで買う人なんてお姉ちゃん(私だ)ぐらいよ〜。もっとよく考えて、相談して買いなさいよっ!」と地味に怒られた。
でもさー、車なんて(なんて?)、私的にはもうわけがわからなすぎて、とりあえず今借りているマンションの機械式駐車場に入るサイズで、それなりに燃費が良くて、使いやすそうで、できればカーナビ付いてればいいな、ぐらいしか希望がないわけですよ。
欲を言えばあまり洗車しなくても汚れが目立たない色で、あと軽自動車だとぶつかったときちょっと怖いからとりあえず普通自動車で、ぐらいにしか思い入れがない。
車好きの人に聞けば、いろいろとアドバイスをもらえるのはわかっちゃいるけど、それまた面倒臭いし、「もう少し安くしてもらえませんか?」「あ、じゃぁこれとあれとそれ、サービスで!」とか交渉するのすら面倒臭い。第一「これとそれとあれ」を何と交渉すべきなのかが分からないし。
お金も大事だけど、そういう交渉事でやたらと疲労する性質なので、まぁもういいや、どうでも、みたいな。ザッパー(大雑把)ですみません。
しかし、車って「買います」「じゃぁどうぞ」ってわけにはいかないのねー。何やら車庫証明やら印鑑証明やら保険やら、納車までにいろいろと手続きが必要なようで。そんなことすら知らなかったとです。
買ったはいいけど、納車までに免許取れるんだろうか。というか、無事納車まで漕ぎつけられるんだろうか。今、車の乗ってる人たちは、こういう手続きをちゃんと済ませたんだなぁと思うと、それだけで尊敬。いや、それ以前に本免学科試験に受かったことに尊敬。
「さよなら、そしてこんにちは」(荻原浩著 光文社¥1500)……妻が臨月を迎えた葬儀社で働く青年を主人公にした表題作ほか、会社をリストラされ突然田舎暮らしを思い立った父親に翻弄される家族を描いた「ビューティフルライフ」、テレビのバラエティ番組で取り上げられる、納豆やらチョコレートといった健康に良いとされる商品情報に右往左往するスーパーの食品課係長の奮闘を描く「スーパーマンの憂鬱」など、7話からなる短編集。意外なことに、荻原さんはこれで短編集はまだこれが2冊目。1999年から今年まで、長い年月を経て編まれただけに、まとめて読むとちょっとネタ的に古い(戦隊ヒーローに夢中になるママ話とか、スローライフ話とか)なと感じるものもあるのだけれど、安定感は揺るぎなし。
「望みは何と訊かれたら」(小池真理子著 新潮社¥1900)……あぁ凄い。先日読んだ桜庭一樹の「私の男」も凄かったけど、これまた圧倒されました。全然違う話だけど、倫理感とか越えてはならない一線云々を超越した世界にある男と女の関係性、という意味において、近いものがあると感じたですよ。ごくごく普通の、特に強い思い入れがあるわけでもなかった主人公の沙織が、時代の波にのみ込まれるかのように「革命インター解放戦線」なるセクトの一員となり、身も心もボロボロになってしまう過程は凄く迫力あったし、そのあとの吾郎との日々も目を逸らせない引力があった。あと、最後、再会した吾郎が「望みは何?」と沙織に訊く場面は圧巻。お勧めです!
で、出来たのはこれまた定番、水餃子とマーボー豆腐。最近、自分の作る料理に激しく飽きてきた。珍しいメニューにも挑戦するんだけど、それは1回限りで終わること多し。ほんとみんな何食べてるんだろう。
車も買ったことだし、そろそろ本免学科試験を受けに行かなくちゃだわ、と思い、ネットで試験について調べていたところ、大変な問題が発覚致しました。
うがーーー!! そうだ、そうだよ! 卒検受かった後で、卒業証明書を一度渡されたんだけど、なぜだかもう一度教習所に返すシステムになっていて、そのとき「これは折り曲げ厳禁で、紛失すると免許の偽造に使われたりする可能性があるので、宮古を発つ前日にでも取りに来て下さい」と言われたじゃないか!! ……すっかり忘れてた。奇麗さっぱり忘れてた!! 伊良部でくすぶってる場合じゃなかった!!
「もし、配送時に紛失したら、そんなわけで(上記の理由)警察にも届けないといけない大事になるので、基本的に郵送はできません」と言われていたような……。
うがうがうがー! ってことは、何だ? まさか卒業証明書取りに、また宮古へ行かなくちゃいけないとか? いやいやいやいくらなんでもそれはないだろう。折り曲げず、確実に、届けてくれる郵送方法がきっとあるはず!
仮にあったとしても、事務の人に余計な手間をかけてしまうのは確実だ。ただでさえ、滞在中、ゲラのfaxを受け取ってもらったり、あれこれ送られてくる本を受け取って貰ったり、財布を落として(!)届けてもらったり、面倒な教習生だったのに。
この上「卒業証明書を受け取り忘れたのでしかるべき方法で送って下さい」なんてとても言えない。言い出せない!
「災厄」(永嶋恵美著 講談社¥1700)……はい、面白かったです。暗い衝動に突き動かされた高校生が起こした連続妊婦殺人事件。自身も妊娠中である美紗緒は、夫の月隈がその弁護を担うことになったと聞き、動揺を隠せない。民事専門で少年犯罪の弁護など引き受けたことがなかった夫がなぜ? という核がしっかりある上に、加害者少年の心理や、美紗緒の旧友で現在は月隈の秘書を務めている絵里や、マタニティスイミング仲間たちの嫉妬や、月隈の生い立ちなどなどが絡み合って、様々な悪意が表に出てくる様がもう! あぁこういう小さな(と本人は思ってる)悪意って、ほんとに沢山あるよなぁと実感しまくり。特に20代から30代にかけての女子の厭らしさ、みたいなものが、それぞれの立場でとても上手く書き分けられていると思う。あと、この著者は地味に文章が巧いんですよ。突然人気爆発! というタイプじゃないかもしれないけど、読むたびにじりじりと良さが増して来ているという実感。要注目です。
「月のうた」(穂高明著 ポプラ社¥1200)……第2回、ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。いわゆる新人賞の大賞に選ばれるには、どうしても派手さが足りないというか、ヒキが弱いのは否めず、だから「優秀賞」だったのだとは思うのだけれど、しっかりと世界観が伝わってくる、とても良い話です。母・美智子を亡くした娘・民子。その父親・亮太、亮太が再婚した宏子、美智子の親友で民子を見守り続けてきた祥子という4人の視点で、数年間にわたる家族の変化を描いた物語。本当に、月光浴をしているような、静かだけど豊かな気持ちになれて、あぁ家族って、人生って、いろいろあるけどやっぱりいいな、としみじみ。基本的な文章力もある人だと思うので、これからにも期待大でございます。
ラーメン!ラーメン!ラーメンが食べたい!とこみ上げる欲求を抑えきれず、しかし辿り着いた店には「翡翠麺」というノーマルとは言い難い麺しかなく、しょぼくれつつ注文したら、意外に美味しかった、という複雑な事情を抱えた翡翠麺。
「自分料理」に飽きたので、水餃子にパクチーを投入してみた。でも、これまた別に普通に美味しくて、喜んでいいのかガッカリすべきなのか悩む。
本日は、近所に引っ越してきた従姉の・ちゃんに「北戸田のイオンに行こう!」と誘われ、何だかよくわからないままに車で出かけた。
少し前までだったら休日のSCなんて、家族連ればっかりで鬱陶しいことこの上ないと絶対近付かなかっただろうに、もう自分がそこに居ることの疎外感や違和感をほとんど感じなかったことにも驚いた。年取ったんだなぁ>自分。
で、小学5年生になったIちゃんの娘・Sちゃんも一緒だったのだが、最初に入った本屋で彼女が速攻「ケータイ小説」コーナーに飛んで行ったのにもちょい驚き。で、むさぼるように、今話題の『恋空』を読み始めたわけですが!
これって私はざっくり流し読みしただけなので、熱く語る資格はないけどさー、小学校5年生が読むには正直ちょっと微妙(自粛解除)な話だと思うのですよ。バンバン流れている映画のCM見てる限りだと純愛物語風味だけど、原作はちょっとまた別モノだし。
しかし、そこで私が「いやいや、この本はキミにはちと早いよ」とか「こんな話を真に受けて憧れたりしてはいかんよ」的なことを言うのもまた、余計なお世話というか、躊躇う部分があるのだ。自分もさんざん、そうやって小説からいろんな背伸び知識を得てきただけに。この辺がなぁ。自分にも年齢は違えど子供がいたりすれば、然るべき親目線が持てるのかもしれないけど、そうじゃないから迷ってしまう。Sちゃんがどれだけその手の知識があって、日頃どれぐらい本を読んでいて、「恋空」をどんな目線で読むのか想像がつかないから。とりあえず、Iちゃんに報告したら「映画も観に行きたいって言われてるんだよねー」と言うので、軽く内容を説明。「そんな話だとは知らなかった!」とびびっていた。いや別に「そんな話」が悪いというわけでもないし、映画でどう脚色されているのかも知らないんだけど。
で、「あぁSCが鬱陶しくなくなったのは、馴染んだからじゃなくて距離が取れるようになったからなんだな」と気付いた。
「夢見る黄金地球儀」(海堂尊著 東京創元社¥1500)……その昔、「ふるさと創生基金」で得た一億円で桜宮市が作った「黄金地球儀」。父親の経営する町工場で働く平沼平介は、旧友に唆され、水族館に置かれた黄金強奪計画を企てるはめになるが――。『チーム・バチスタの栄光』シリーズでお馴染みの著者がミステリ・フロンティアに書き下ろした長編作。個人的にバチスタシリーズは、女性の登場人物がいま一つ、という印象なのだけれど、これはいい意味で主人公以外は癖のある登場人物ばかりなので、逆にそのはじけっぷりが楽しかった。特に発明狂の父ちゃん。ステキ。
「渋谷に里帰り」(山本幸久著 NHK出版¥1400)……業務用の食材を扱う食品会社に勤務する峰崎稔は、社内では珍しい国立大学卒の営業部員。が、イマイチ成績はふるわず、上司からは「腐っても鯛。でもさ、腐った鯛は食べられないような?」などと笑われている。そんなある日、有能な女性社員が寿退社することになり、その後釜に据えられることに。会社的に重要なエリアを俺に任せる!? いいのかそれで? いやいや正直、荷が重すぎる! が、それ以上に稔がしり込みする理由は、その担当エリアが「渋谷」だったから。小学生のころまで渋谷で暮らしていた稔にとって、そこはちょっとした「鬼門」だったのだ――。人生においてなんらかの理由でちょっと足踏み状態だった主人公が、何かをきっかけに視野が広がり人間的に成長する系の話はこの著者の得意分野。加えてここで描かれる「渋谷」のエピソードはくすぐったいほど懐かしかった。稔が暮らして居た約20年前の「渋谷」は、まさに私が一番通っていた時代の「渋谷」で、忘れていた景色をたっぷり思い出させて貰いました。ウヒー!
広げようレパートリー計画<黒酢豚>。子供のころからずっと酢豚は嫌いだったのだけれど、大人になって黒酢を使ったものを食べたら美味しかったので挑戦。豚肉はヒレを使用。ちょっと甘すぎたので、次回は砂糖なし(味醂のみ)で作ろうかなと。
そして本日はひとりしゃぶしゃぶ。豚はバラ&ロース。もう自分の肉好き加減がいよいよ尋常ではないと確信する。
そんなわけで今日はレンタルショップに出かけ、iPodに取り込むCDをざっくり借りてきた。私は普段、ほとんど音楽を聴かない&映画も見ないので、ビデオ屋でCDが借りられることさえ忘れかけていた。
入ってる曲で、その人がどんな子供時代を過ごしてきたのか、何を懐かしいと思い、何を大事にしていて、何に癒され、今何に興味があるのか、丸わかりになる。誰かに聴かせること前提ではなく、基本イヤホンで自分が楽しむためのものだからこそ、ダダ漏れまくりなわけです。
少なくとも私のiPodは、もし落として誰かに拾われたら、推定年齢45歳ぐらいの、アイドルオタクな男性のモノだと思われそう。ぶぎゃー!
「女たちの内戦」(桂望実著 朝日新聞社¥1400)……近年とーっても多い「20代〜30代の女子の生き様」小説。30歳までに何とか結婚したいと合コンにあけくれる29歳のOL、同窓会で仕事をもつ友人たちに刺激され、<なにか自宅でサロンのようなものを開いてみようかと考えている>34歳の専業主婦、望んだわけでもないのに出世街道にのってしまい、恋人がいるにもかかわらず気がつけば「ひとり好き」になってしまった39歳の学校職員、10回もの転職を繰り返した果てにようやく手にいれた自分のショップを、資金繰りの問題から手放しかねない岐路に立たされたバツイチの45歳が主人公。彼女たちが通う足裏マッサージの店が、各話を繋ぐ連作短編集。うーん、後半の39歳と45歳の話はなかなかだけど、前半のふたりはちょっと類型的すぎるような。今どき、ここまで能天気な女子っているんだろうかという疑問が残ってしまった。「女子の生き様小説」って、ハードル低そうに見えて実は凄く高いので、難しいとは思うんだけど。
「マザコン」(角田光代著 集英社¥1400)……なんだかもう読んでも読んでも新刊が出る!という印象がある著者だけど、読んでも読んでも期待外れ、ということがないのが凄い。本書は「すばる」に掲載された8話が収録されていて、最近の作品の中では純文濃度が高いように感じるのが印象的。表題作の「マザコン」は、読者の「こんな話かな?」「あんな話かな?」的な想像をかきたてるタイトルで、だけど、その想像を軽く飛び越えた世界に連れて行ってくれる。凄いと思います。本当に。
まだまだ続くよ肉欲シリーズ<ヒレカツ>。揚げてこのまま食べるのも好きだけど、煮込んでくたくたになったのも好き。
もうどんだけあんの肉欲シリーズ<カルビビビンバ>。北戸田のSCのフードコートで食べたもの。余談だけど、凄い充実したフードコートで、自転車で行ける範囲になくて良かったと思った。近かったら飽きるまで毎日通いそうだった。
そこはかとなく、しかし確実に年末進行の波が押し寄せてきて、地味に働き続けていた本日、ネットのニュースで知りました。
もの凄く好きだと、意識したことなんてなかったけど、なんだろうこの胸の中に吹き抜ける、そこはかとなく冷たい風は。
いやいいの。全然いいの。でもちょっと意外だったの。「阿部ちゃん」が、彼女の似顔絵を書いて金屏風の前で・サインする人だったことが!
えっと、これでいわゆる「独身大物俳優」枠は、誰が残ってるの? 織田裕二、福山雅治、堤真一、竹野内豊……。うーん、阿部ちゃんはやっぱりちょっと独特だった気がする。
「やがて目覚めない朝が来る」(大島真寿美著 ポプラ社¥1400)……ここ数年、個人的「新刊出たら絶対読む!」作家に登録状態が続いている著者なので、楽しみにしていた新刊。で、これまた贔屓目ではなく素晴らしかった。両親が離婚して、母と共に「父方の祖母」である蕗さんの家で暮らすことになった有加。元女優である蕗さんと、その周囲の人々がおりなす「大人の時間」のなかで、有加は何を見て、何を知り、何を感じて成長して行くのか。そのときには残酷で、けれど優しく、暖かな時間の流れがイイ感じです。おススメ。
「クローバー」(島本理生著 角川書店¥1300)……これまた、読んでいてとても楽しかった、島本理生、久々の長編恋愛小説。「ナラタージュ」からもう2年半も経ったなんて、ちょっとびっくりだけど、その時間の分だけ「大きくなった」のがとても良く分かる。顔は似ているけど性格は真逆な男女の双子の大学生が主人公で、それぞれの恋と家族の絆を描いている。この手の小説では決め台詞的な印象に残る言葉が大きな意味を持つんだけど、島本さんの小説は何気ない(ように見える)普通の場面での台詞に、何度もハッとさせられてしまう。あと、余談だけど彼女が「あとがき」でよく記す「またお会いしましょう」みたいな一文が、最近しみじみいいな、と思う。そこには当然「次」も書くぞ、出すぞ、という決意表明が込められているわけで、それって実はとっても重い言葉だなと。
あぁ肉欲よどこまでも!<ハンバーグ>。1つはノーマルデミグラ、もう1つ白く見えるのはとろけるチーズ乗せ。カロリー? 気にすんな!
こんな時間に新聞勧誘とかだったら暴れてやる! と思いつつ出ると、そこには制服姿の警察官が立っていた。「なになになになに!?」とセコムのCMの犬オジさん(ちなみに彼の名前は「ジョン」らしい)モードで出てみると、「フジタさーん、駐車場間違ってませんか?」と唐突に聞かれた。
何のことやら、と首をかしげながらよくよく話を聞いてみると、どうやら昨日納車された例の衝動買い車を、私が本来借りている場所の一つ隣のスペースに入れてしまった(正確には「入れてもらった」んだけど)らしい。ほとんど使ったことがなかったので、ちゃんと駐車場の番号を覚えていなかったのだ。
慌ててマンションの敷地内にある駐車場にすっ飛んで行き、とにかく「すみませんでした!」と謝る。で、顔をあげて、落ち着いてみると、その本当の借主さんは、かつてよくダラの散歩先の公園で会った推定二十代後半の男性だった。「あっ」と思った瞬間、向こうも気付いたようで、「なんだ、ダラちゃんのママ(この呼称に関してはとりあえずスルーで)じゃないですか〜」と。
同じマンションの人と、ほとんど付き合いがないにもかかわらず、こんな迷惑をかけた相手が顔見知りだったのは果たして幸運なのか、不運なのかと迷いつつも、改めて「あ、お久しぶりです。っていうか、本当にごめんなさい! ずっと駐車場使ってなくて、ようやく車買って昨日納車されたんですけど、うっかり間違ってしまって」と言い訳めいた説明をしたら、あっさり警察官に「あー、知ってる人なんでもういいですよ」と言ってくれて、大きな問題にはならずに事は収まったのでした。
で、その方は、車を入れ替えるのに誘導までしてくれて「いやー、ちょっと泊まりで出かけてたんですけど、帰ってきたら車止ってて。こんな時間だから管理人さんもいないし、どうしようかと思って警察呼んじゃいました。逆にすみませんねぇ」などと和やかに言って下さり、改めてお詫びに伺いますと言う私に「いやもう、ほんと気にしないで下さい」とまで言ってくれたのでした。
が、しかし。世の中そうは甘くなかったことを、翌日私は痛感することに……(長くなるので明日へ続く)。
「ビター・ブラッド」(雫井脩介著 幻冬舎¥1700)……夏の終わりの刊行だけど、読み逃していて今日になってしまった。両親が離婚し、母方の祖父母の家で暮らすことになったものの、間もなく母が失踪。その原因はすべて父にあると思っている佐原夏輝は警視庁S署E分署の新米刑事。ある日、管内でマンションから転落したとみられる不審死体が発見され現場に赴くと間もなく本庁捜査一課の面々が現れた。その中には、夏輝の父親である島尾明村の顔もあり――。「おお!小説版おやこ刑事!(かつて少年サンデーで連載されていた漫画)!」と、全然キャラが違うのに勝手に懐かしいモードに入ってしまった。これまでの雫井さんの小説に比べると、コミカルな要素も多くて軽い筆致だなという印象を受けるけど、話は結構ヘビィで面白かった。『クローズド・ノート』『犯人に告ぐ』と映像化が続いてるけど、これは連ドラ化されても楽しそうな予感。
「ホームシックシアター」(春口裕子著 実業之日本社¥1500)……いやいやこれまた、9日に書いた「災厄」同様、女子の嫌汁出まくりで凄いのなんの。日本推理作家協会賞の候補にあがった表題作含む6話からなる短編集。春口さんは私のなかではどちらかというと小さなエピソードを積み重ねていく長編が巧い印象が強あったのだけど、この短編集はの作品も良かったです。特に「蝉しぐれの夜に」と「小指の代償」。ホラー要素の強い「セルフィッシュ」とそれこそビター・ブラッドな「おさななじみ」も味わい深かった。今思うと安東能明、五十嵐貴久、誉田哲也、道尾秀介、沼田まほかるなどなどホラーサスペンス大賞(春口さんは第二回の特別賞受賞)って、密に生き残り率高いなぁ。
さすがに反省して魚料理。金目と大根の煮付け。でも慣れないことは難しく、金目崩壊。これ3日食べたなー。
こちらは¥298だった生牡蠣のみぞれ酢。って勝手に名付けたんだけど。大根おろしと一味と醤油とお酢。でもお酢よりレモンの方が良かったと反省。
帰っていてもまだお昼前で、謝りに行くにはまだ時間的に早いかな(休日だし)と思い、ちょうど連絡があった従姉のIちゃん&娘Sちゃんと、ダラを乗せて公園に行くことに。早くダラを車に慣れさせるために、Iちゃんの運転で、納車されたばかりの車を例の車庫から出してみると……なんか、車のシルエットが変なことに気付いた。
「ねぇ、これ、車の後ろのドアのとこ、へこんでない?」と言いつつ、よくよく見てみると、そこにはくっきり、はっきりスニーカーの足跡が……!
もちろん、納車されたときにはそんな凹みはなかった。駐車場は機械式下段。悪戯される可能性は非常に低い。いったいいつ、なんでこんなことに? と考える間もなく、あぁ、昨日、蹴られたんだな、と分かった。
機械式の昇降鍵は全庫共通だし(だから私も間違えて入れちゃったわけで)。困惑するIちゃんに昨日の出来事を話すと、「あー、それは帰ってきて自分の車庫に見知らぬ車が入ってて、ついカッとなって蹴っちゃったんだろうね」と言われる。私もそう思った。
疲れて帰ってきてやれやれ、やっと家に着いたと思ったら、自分の車庫に他人の車が入ってる。三連休で、来客用の駐車スペースはいっぱい。管理人はいない。警察呼んでもすぐには来ない。暗い地下駐で、怒りはどんどん込み上げてくる……。「っだよ!」と車を蹴る。間もなく警官登場。そして私登場。
……「しまった」と思っただろうなぁ。いやそんな、私じゃなくてもそんな間違いを犯すのはいずれにしても同じマンションの住人なんだから、少し考えれば後々「しまった」ことになるのは想像できるだろうに、そんなことさえ考えられないほど、彼はやっぱり怒っていたんだな、と思ったら、なんて言うか非常に複雑な気持ちになった。
「……いやぁ、そもそも私が悪いんだからどうもしないよ。うちの車蹴りませんでした? って聞くのも何だし」
「そうだけど、でもはっきりさせたところで、これから先も同じマンションに住むわけだしねぇ。まぁ私が悪かったんだし、しょうがないよ」
とは言ってみたものの、やっぱり気持ちは晴れない。とりあえず、いったん落ち着こうと予定通り公園に出かけ、しばらく考えた。
◎理想としては「いやー、すみません。実はちょっとカッとなって蹴っちゃったんです」的なことを向こうから言ってくれれば「いえいえ、そもそも私が悪いんですから」と言って終りにできるのに。
でもなぁ。だったら昨日の段階で、そう言ってくれてるだろうし。今さら言いだせないだろうなぁとも思う。
そんなわけで、とりあえず帰宅後、それはそれとしてお詫びの品を持って彼の家に行ってみることに。そのやりとりの最中、正直に打ち明けてくれればいいんだけど、と少し嫌らしいことを思いながら。
でも、結果的に、先方は留守で、謝罪メモを貼って玄関にお詫び品は置いてきてしまった。正直、顔合わせずにすんで、ホッとしたようなとこもある。
で、今は更に少し落ち着いたんだけど、時間が経ってみると気持ち的には「中古とはいえ買ったばかりの車が凹んだ」事実なんてわりとどうでもよくて、それより何より、その「ついカッとなってしまった(かどうか真相はわからないけど)」彼の怒りが、自分に向かっていたことに鬱々となってしまっている理由のような。
「ついカッとなる人」に免疫がない。ドラマや小説ではよくあることだし、実際に起きた事件の報道でもよく言われるけど、現実には経験がない。しかも、先方の男性は、少なくとも表面上は愛想も良くて、いつも朗らかそうに見えていたわけで、そのギャップがまた怖かったりもする。
『スイート・ダイアリーズ』(須賀しのぶ著 角川書店¥1500)……またまたまた女子社会における歪んだ友情もの。これまで主にコバルトでライトノベルを書いてきた著者の、初めての一般向け小説。高校時代からの仲良し三人組みのうち、ふたりが、お互いの元彼と夫を交換殺人しようと計画し、実行に移してしまう話。なんだけど、事件そのものよりも、「三人」という仲間の関係性が読みどころ。どんどんどんどん閉じて、繋がりが濃くなっていく過程が「解る」と同時に「怖い」。ラノベ出身の作家さん、どんどん出てくるけど、この著者も先が楽しみ。<11月30日発売。プルーフ読み>
忙しいときの超定番「おでん」。これは4日食べた。肉好きだけど、おでんに「すじ」は入れない派。「すじ」入れると妙に甘くなるのが苦手。
こちらはほうれん草とタコのガーリックバターソテー。「おでん」の残りのタコ使用。「とりあえずバター」料理のひとつ。
で、もっと忙しくなってくると登場するインスタントラーメン……。まぁ実際、こんなもんですよ。ねぇみなさん!
「乙女部部長」(吉野万理子著 メディアファクトリー¥1200)……都内の百貨店に勤務して10年。32歳の小夏は未婚で彼氏なし。というのも「運命の人とは運命的に出会うはずで、合コンなんかじゃ見つからない!」と信じているから。そんな小夏が同類仲間をつのり、立ち上げた「乙女部」。<『赤毛のアン』が好き><男の人は外見よりも、絶対に心><一度決めた相手は、とことん想い続ける><運命の人と出会うまで、指輪はつけない>など7項目のうち2つ以上当てはまる「乙女」たちの恋の行方は? ちょっと話の展開がサクサクと進み過ぎるようにも感じるけど、負け犬小説界に乙女登場! という鮮度は抜群。ちなみに私は7項目のうち1つも当てはまりませんでした……。
年末年始、寝正月予定の人には銀色夏生『テレビの中で光るもの』(幻冬舎¥1300)を片手にどうぞ。例のエリカ舞台挨拶様に関する考察、まったく同意見でした。一見似てないと思うのに、だんだんそっくりに見えてくる似顔絵イラストもいい感じ。

 

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